「瓜を破る」5巻のあらすじと感想【ネタバレあり】

コミックシーモアのランキングでいつも上位にいるこの作品、気になっている人は多いのではないでしょうか？

「瓜を破る」は30代なのに未だ処女であることがコンプレックスの主人公・香坂まい子が、社会で悩みながら行動し成長していくお話です。

まい子以外の人物にフォーカスしたエピソードも、誰もが心当たりがありそうなリアルなストーリーばかり！
「わかる！」「あるある～！」満載だけどグッと心に刺さるシーンもある読み応えある作品です。

完結はしておらず、最新話は週刊漫画TIMESにて連載中！
ドラマ化も決定した注目の女性マンガ。

この記事では、そんな「瓜を破る」5巻のあらすじと感想を紹介します。

立ち読み無料のサイトもあるので、気になったら試しに読んでみてくださいね。

「瓜を破る」5巻 作品情報

まずは基本情報です。
作者の板倉梓さんのX（元Twitter）では、メイキングやこぼれ話が見られるかも？

新築マンションも、世界一の愛猫も、物思いにふける夜も…すべて自分ひとりで手に入れた、私の幸せ。猫と暮らす40代の沢は、身なりを美しく整え、会社での地位にもおおむね満足した独身生活を謳歌している。いつも余裕しゃくしゃくで周りからの信頼も厚いが、ふとした瞬間に別の顔を覗かせることも。時には遠回りしながらも、自分にとっての最適を探し求める、現代の冒険譚。

出典：瓜を破る│漫画の殿堂・芳文社

注意　ここから先はネタバレも含まれるので未読の方はご注意ください。

鍵谷とまい子の話

初デートでの誤解も解け熱いキスの余韻に浸りつつ次のデートの約束をする二人。

次のデートは映画デート！
ドギマギしつつ迎えた当日は朝から感情が大渋滞です。

【ネタバレ】映画デート

二回目のデートで映画とビアガーデンで楽しんだ後、一旦駅で解散した鍵谷とまい子。
でもまい子は帰りがたいので公園へ。
そこで鍵谷と偶然再会しお互い同じ気持ちだと分かり良い雰囲気になります。
しかし鍵谷に急な仕事が入ったので別れ際にキスをしてデートは終了しました。

後日、鍵谷は川下りのチケットをもらい、まい子を誘うことに。
会える楽しみと自分への自信のなさを感じつつ、川下りデート当日を迎えます。

映画中の表情の変化、絵柄も相まって二人ともかわいいですね。
鍵谷さんはちゃんと監督のこと調べて真面目！なかなかできませんよ。
このデートを経てお互い同じ気持ちであることに気が付いてきましたね。
いいぞいいぞ。

ところで、帰りがたい二人が合った公園、有楽町駅近くってことは日比谷公園かしら

「大事なとこでいつもこうだなオレ…最悪だ」ここ、なんで？？？って思いました。
急な仕事は仕方ないでしょ？
しょうもない仕事なら断った方がかっこいいけど、仕事できちんと「鍵谷さん」として見てくれる数少ないお客さんの頼みだから行ったというのは優しい鍵谷さんらしくてステキだと思います。
現段階の振る舞いとしてはパーフェクトなのに…経験のなさから自分に自信がないのかなあ

でもその後の「このこと香坂さんにメールしよう」ってところは、鍵谷さんの変化を感じました。
嬉しいことは報告したいよね。
まい子に心開いてるね！！

まい子の妄想だけど鍵谷さんの浴衣姿似合いすぎでは…？
結局花火ではなく川下りでしたが、花火デートいつか期待です。

理乃は我々読者の目線と近い気がします。
理乃の反応は私の考えていることとシンクロしがちなので、理乃とのシーンは読んでいて楽しいです。
私も何度か理乃のように「尊…」って手を合わせました。
鍵谷さんからのメールみて愛しそうな表情するまい子…たまらんんんんん

そういえば鍵谷さんは契約社員で、まい子は正社員なんだよな？
まあここは追い追いなにかありそうですね。

川下りデート当日の鍵谷さんの朝ごはん、美味しそうです。
チーズトースト＋カフェオーレ（たぶんグリコ）って、なんてかわいい朝食なの。
何してもかわいい。

染井菜々の話

仕事に家庭に趣味、どこにいても迷惑をかけているような気がしてしまうワーママの染井さん。

忙しい日々の中でふと見つけた元カレのSNSをときどき見るようになっていました。
ある日衝撃の投稿を目にした染井さんが感じたこととは――？

【ネタバレ】元カレ

染井は元カレ・清川くんが有名漫画家・えなりえなみと結婚したことを知り動揺します。

別の日、ショッピングモールでえなりえなみのサイン会に行列ができているのを見てまたザワザワする染井。
しかし夫の秀直の言葉と、二人の思い出を振り返り自分が家族を愛していることを思い出し再び幸せを感じます。

えなりえなみは自分とちょっと重なるけど、どちらかというと理想であり届かない人。
かつて自分のそばにいた人が、そんな人と結婚する…
ザワザワ、わからなくもないです。
でも私は「元カレはあくまで元であり、現在の彼はもう付き合っていた頃の彼ではない」とみなすタイプなので、そこまで感情移入できませんでした。

感情移入はできませんでしたが、このことが忙しい日常に埋もれていた夫や子供への愛情に気が付くきっかけになったのはいいことですよね。
家事、育児、仕事で忙しく自分を見失いがちなワーママも、夫や子供へ感謝するきっかけがあればもっと平和になるのかなあ。

SNSで見知らぬママの愚痴を見ると、気持ちが理解できちゃう分かなり気が滅入るから見ないようにしてる…

沢鐘子の話

まい子の会社の先輩・猫と暮らす沢さんのお話です。

仕事もできて人望もある沢さん。
独身貴族を謳歌するバリキャリOLの人知れぬ悩みとは…？

【ネタバレ】「一人暮らしで猫飼ったら終わり」？

「一人暮らしで猫飼ったら終わり」って、誰が言ってたんだっけ？ 1/10 pic.twitter.com/qp95SfHFvc

— 板倉 梓 (@wattstower) July 14, 2022

新築マンションで愛猫・ワサビ子と暮らす40代の沢は、独身生活を謳歌しています。
会社で地位も実績もある沢は仕事に自信がありましたが、大型プロジェクトのリーダーの座を同僚の大林に奪われてイライラ。
後輩に八つ当たりしてしまい後悔しますが、仕事のできる彼女は翌日リカバリー。

その夜、昔からの友人と食事をした沢。
「一人暮らしで猫飼ったら終わりじゃない？」
かつて誰かに言われたなーと思っていたその言葉は、20年前に自分が言った言葉でした。

元カレとのイヤな経験から、自由な生活を選んだ沢は、今後もワサビ子と共に暮らす決意を固めました。

「成果を出してれば誰にも文句言われないから」「後輩の心証悪くしてもいいことないって ほんと」の部分、沢さんは上に立ってマネジメントする者として素晴らしい考え方をしていると思いました。
仕事への情熱と人との接し方、バランス良くやっていると感じました。

小平の自虐に対して沢さんがピシャッと言ったのはすっきり。
「卑屈なふりして他人の反応をコントロールする」って本当そう。
めんどくさいですよね。

自分だってメンタル落ちてるときやりがちなんですけどね。

沢さんみたいな考え方の上司だと、部下もやりやすいですよね。
一方で沢さんは「思ったより繊細」という原くんの分析は的確だと感じました。
思い出すと辛くなり叫んでしまうの、わかる…！
その繊細さがあるから、人に優しくできるのでしょう。

ときどきボロが出ちゃいますが、人間ですもの。

男性を見て、どんな行為しそうとか考えちゃう小平さん、なかなかこじらせてますな。
鍵まい推しなので、鍵谷さんをそんな目で見ないで！と思っちゃいました。
鍵谷さんの手が骨ばっててエロいは全面的に同意ですが。

「瓜を破る」5巻は沢さんの独身女性の生き方が見どころ！鍵谷とまい子はむずキュン♡

「瓜を破る」5巻のあらすじと感想を紹介しましたが、いかがでしたか？

鍵谷さんとまい子はキュンキュンの映画デートでした！
少しじれったい！

そしてワーママ共感必至の染井さんのお話のように、小さくザワザワしては家族への愛を思い出して我に返る…そんなことを繰り返して絆を深め、人生を深めていくのかなーなんて思ったり…

沢さんは自分に合う生き方を見つけて邁進している感じがしますね。
続きはあるのでしょうか？
独身女性の理想と思えますが、今後変化があるなら沢さんはどう対応していくか注目していきたいです。

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