コミックシーモアのランキングでいつも上位にいるこの作品、気になっている人は多いのではないでしょうか?
「瓜を破る」は30代なのに未だ処女であることがコンプレックスの主人公・香坂まい子が、社会で悩みながら行動し成長していくお話です。
まい子以外の人物にフォーカスしたエピソードも、誰もが心当たりがありそうなリアルなストーリーばかり!
「わかる!」「あるある~!」満載だけどグッと心に刺さるシーンもある読み応えある作品です。
完結はしておらず、最新話は週刊漫画TIMESにて連載中!
ドラマ化も決定した注目の女性マンガ。
この記事では、そんな「瓜を破る」1巻のあらすじと感想を紹介します。
1巻はまるごと無料で読めるサイトもあるので、気になったら試しに読んでみてくださいね。
「瓜を破る」1巻 作品情報
まずは基本情報です。
作者の板倉梓さんのX(元Twitter)では、メイキングやこぼれ話が見られるかも?
30代処女が抱える性的コンプレックスの行方とは…!? ごく普通の会社員・まい子には人に知られたくない悩みがあった。それは30歳を超えても性体験がないこと。劣等感に悶々とする彼女は自分を変えるべく行動を起こす。誰もが心当たりがありそうな、言葉にならない思いをあぶり出す現代の冒険譚。(※本電子書籍は『瓜を破る【単話版】』1~7を収録しております。重複購入にご注意ください。)
出典:瓜を破る│漫画の殿堂・芳文社
注意 ここから先はネタバレも含まれるので未読の方はご注意ください。
香坂まい子の話
主人公の香坂まい子のお話です。
32歳でまだ処女であることに悩んでおり、そのことが思考の大部分を占めてしまい焦りのあまりおかしな発想や言動になりがちで本人も危機を感じています。
1巻では元カレ・佐伯との件、原のカミングアウト、陶芸教室での最悪な出会いなどが掲載されています。
【ネタバレ】元カレ・佐伯と
高校の同級会へ参加した際、元カレの佐伯と再会。
その帰り、佐伯に初体験の相手になってほしいとお願いします。
そしてやってきたホテル。
結果、痛すぎてできませんでした。
未遂なのに破瓜の痛みだけは実感したまい子。
佐伯との一件から、モヤモヤに拍車がかかります。
ここからは感想です
私、処女ものの漫画が大好きなんです…!
初々しくてキュンキュンするものが多いんですよ。
瓜を破るを最初に手に取ったのもそれが理由なんですが、良い意味で期待を裏切られました。
ほのぼのする絵柄と内容のリアルさのギャップがヤバいです。
ある程度人生経験を積んだ大人の処女ものは、学園ものと違って登場人物の年齢や環境が近い分、リアルさもあります。
しかしまい子、だいぶこじらせてますね。
同窓会で再会した元カレに初めての相手のお願いをする…漫画の展開としてありがちではあります。
たいていの場合、なんやかんや付き合い始めたりしますがこれは痛いだけで終わりです。
タイトルにリンクした「破瓜の痛み」がここで出てきます。
個人的にこのタイトルのセンス好きです。
【ネタバレ】原のカミングアウト
ある日まい子は同僚の原に誘われ、二人で飲みに行きます。
原は5年付き合っていた彼女と別れたそう。
原因はセックスレス。
同時に彼はノンセクシャルであるとカミングアウトします。
好きなのにしたいとは思えない自分は彼女の欲求に応えられない…
したくてもできないことを悩んでいるまい子にとって、する相手がいるのにしたいと思えないという真逆の悩みが存在することに衝撃を受けたのでした。
ここからは感想です
彼氏欲しいときに原くんくらいの距離感の男性と二人で飲みに行くとちょっぴり期待しちゃう気持ち、わからんでもないです。
まい子くらい焦ってたらなおさら!
実際何かするってわけじゃないけど!
でも予想外のカミングアウトでした。
人が違えば悩みも違う。
そんな当たり前のことも、目の当たりにしないと気が付かないことってありますよね。
そういうことを改めて感じさせられることの多い漫画です。
今は昔よりもLGBTなどのセクシュアリティが理解されるようになりつつあるので、普通に日常でもありそうな内容ですよね。
真逆だとしても、どちらも本人たちにとっては深刻な悩み。
人間のこういうところ、難しいな~って思います。
【ネタバレ】陶芸教室での最悪な出会い
些細なことにモヤる自分に危機を感じたまい子は、打ち込める趣味を探し始めます。
そこでピンときたのは陶芸。
性に合っていたようで、うまく煩悩をかき消すことに成功。
そこで出会った男性に食事に誘われますが、実際はただの遊び目的のナンパでした。
逃げようとするも、強引にホテルに誘われます。
ついていけば処女ではなくなりますが…体は強い拒否反応。
その体験から、初体験の相手は誰でもいいんじゃなく、自分を認めてくれる愛のあるものがしたいと願う、まい子でした。
ここからは感想です
つらいー!
この手の漫画って治安悪いよなー!
かませ犬が必要なのはわかるけど、性犯罪が横行している世界線になりがちよなー!
まい子ー早くいい人と出会ってー!!!
処女ものの序盤は、主人公が焦りのあまり「誰でもいいから早く」となりがちですが、まさにこれもそうですね。
漫画だけの思考であってほしいです。
痛い目にはあったけど、これで少し冷静になったようですね。
愛のあるものがしたいと再認識できて良かったです。
味園美由紀の話
味園美由紀は仕事一筋で頑張るキャリアウーマン。
仕事はできるが後輩への当たりはキツいタイプです。
ガードが堅い印象があるためか処女説が出るほどの味園ですが、プライベートでは実は…
【ネタバレ】真と
39歳、会社の子には言わないけど彼氏とは順調…と思ってた。 pic.twitter.com/6xEnmEWcMw
— 板倉 梓 (@wattstower) August 16, 2021
バリバリ仕事を頑張る味園は、彼氏の真と10年間同棲しています。
後輩の塚田と言い争った日の夜、味園は真に仕事のことを愚痴ります。
疲れている様子の味園に、仕事が落ち着いたらタイへの旅行しないかと提案する真。
真ののんきな提案に対し、味園は会社でのイライラを引きずってキツい言葉をぶつけてしまいます。
それでも真は笑って受け入れ、謝ってくれました。
後日、いつも通り味園が帰宅すると、部屋には誰もおらず真の部屋は空っぽ…
ここからは感想です
味園さんは、典型的なバリキャリですね。
しかもやや古めかしい考え方の。
お局様として女性社会に必ず1人はいらっしゃいそうな感じの人です。
味園さんは味園さんでかなりこじらせていますね。
昔から不仲だという辻さんの職場復帰は今後大きく影響しそうな予感です。
辻さんみたいなタイプもよくいますよね!
本当に「いるいる!」という人物を描くの上手な作者さんです。
でも1巻の終わり方は「本当にこんなこと起こる?」と思うようなドラマチックな展開です。
10年同棲して、いつでも結婚できると余裕かましていた中で突如逃げられる。
なかなかの衝撃です。
味園さん人間の形を保っていられるの?ショック大きすぎるでしょう。
真の行方が非常に気になります。
「瓜を破る」1巻はまい子の苦悩と味園さんの衝撃展開が見どころ!
「瓜を破る」1巻のあらすじと感想を紹介しましたが、いかがでしたか?
社会にいるあらゆる人間が秘める悩みがリアルに描かれ、さながらドキュメンタリーのような本作。
OLさんは実際にいる身のまわりの人物が思い浮かんでしまうかもしれません。
1巻時点でまい子はまだ処女です。
キスすらしていません。
鍵谷さんともまだほぼ接点がありませんね。
果たして幸せな初体験はできるのか?
続きが楽しみですね!
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