コミックシーモアのランキングでいつも上位にいるこの作品、気になっている人は多いのではないでしょうか？
「瓜を破る」は30代なのに未だ処女であることがコンプレックスの主人公・香坂まい子が、社会で悩みながら行動し成長していくお話です。
まい子以外の人物にフォーカスしたエピソードも、誰もが心当たりがありそうなリアルなストーリーばかり！
「わかる！」「あるある～！」満載だけどグッと心に刺さるシーンもある読み応えある作品です。
完結はしておらず、最新話は週刊漫画TIMESにて連載中！
ドラマ化も決定した注目の女性マンガ。
この記事では、そんな「瓜を破る」2巻のあらすじと感想を紹介します。
- 20～30代のOL
- 大人だけどピュアな恋愛模様が見たい人
- 人間観察が好きな人
- ファンタジーよりドキュメンタリー派の人
立ち読み無料のサイトもあるので、気になったら試しに読んでみてくださいね。
「瓜を破る」2巻 作品情報
まずは基本情報です。
作者の板倉梓さんのX（元Twitter）では、メイキングやこぼれ話が見られるかも？
八方塞がりな39歳、右往左往な出口探しの結末は…!? 10年同棲していた彼氏が突然出て行ったことに動揺する味園。そんな折に犬猿の仲だった元同僚が職場復帰し、ますますイライラを募らせる。味園が彼女を嫌う理由は二人の意外な過去にあった。知り得なかった自分の気持ちにふと気づく、現代の冒険譚。(※本電子書籍は『瓜を破る【単話版】』8～14を収録しております。重複購入にご注意ください。)
出典：瓜を破る│漫画の殿堂・芳文社
注意 ここから先はネタバレも含まれるので未読の方はご注意ください。
味園美由紀の話
1巻は同棲する彼氏の真に逃げられたところで終わりました。
とても気になる展開の続きです。
辻との意外な過去も明らかに！
【ネタバレ】辻との関係
今は辻と不仲ですが、実は入社当時はとっても仲良しでした。
しかし仕事で成果を出す味園と、そうではない辻の間で意識の差が生まれ、次第に関係性に溝ができていきます。
仕事第一で生きる味園が社会の理不尽にピリピリ愚痴が増えてくる一方、辻は「自分は会社に必要とされていない」と感じるようになり、自分を必要としてくれる彼氏を優先するように。
「私はみゆきちゃんみたいに仕事が人生の全てじゃないの！！」
辻のこの言葉に、今まで必死で仕事をしていた自分がバカにされていたと感じる味園。
その後まもなく辻は寿退社し、不仲のまま疎遠になります。
ここからは感想です
辻さんのキャラが立っていますね。
個人的に辻さんのノリ、好きです。
辻さんの言葉選びが秀逸。
浮気して3回離婚した新田さんを「人類の敵」と言ったり、同期との会話中での「弊社」遣いのセンスも好きですね。
学級会ムーブも良いです。
ひとまず辻さんときちんとぶつかり合えて良かったと思います。
そのおかげもあって味園さんが怪物から人間に戻りつつありますし、本当に良かったです…。
味園さんタイプの人って普通にいるし、みんなに嫌われがちだと思います。
でも一歩間違うと、誰しもこのタイプになり得る。
他人へのリスペクトって、忘れちゃいけないなって再確認させられました。
【ネタバレ】出ていった真
10年同棲していた真にある日突然逃げられてしまった味園。
真がいなくなってから連絡もつかず、眠れない日々が続きます。
昔は、真の作ってくれたごはんを美味しいと言って食べ、恋人同士の触れ合いもありました。
今は、ごはんの感想を自分から言わないどころか、メッセージへの返信もしない。
平気でひどいことも言う。
いつの間にか「怪物」のようになってしまっていた自分に気付き、真はもう戻ってこないのではないかと涙があふれます。
真のことを考えて泣きそうになっていた帰り道、偶然辻に会います。
そこで彼氏が出ていったとつい話してしまう味園。
ついでに昔話になり、当時お互い考えていたことをすり合わせ。
二人とも思っていたことをぶつけます。
そして、昔はお互い自分にない幸せを掴んで妬み合ってすれ違っていたこと、でもそれぞれでそれなりに大変だったことがわかりあえました。
辻に背中を押されて真の会社に乗り込んだ味園。
驚いたことに真は休職してタイに行ったらしい…！
ここからは感想です
え、タイ…？
真、タイに行ったの…？？？
気になっていた真の居場所がわかりましたが、まさかの海外でした。
真は何を考えているのでしょう…？
確かにタイ料理のパッタイ作ってましたけども。
しかしどん底の精神状態の中、よく職場に乗り込むまで勇気が出ましたね。
辻さんのおかげ！
予想の斜め上をいく真の行き先でしたが一歩踏み出した味園さんならちゃんと行動してくれそうです！
何をするのか次巻が楽しみですね！
香坂まい子の話
32歳処女であることがコンプレックスで焦って行動するも失敗続きで落ち込むまい子。
陶芸ナンパ男との様子をコピー機のメンテナンス業者の鍵谷に見られたことも少し気になります。
そんな鍵谷との関係に変化が…？
【ネタバレ】鍵谷と初デート
初デートのご飯がファーストフードだった話 1/6 pic.twitter.com/LgkhfPkhpz
— 板倉 梓 (@wattstower) December 15, 2022
陶芸のナンパ男との件から心が沈みがちなまい子。
そんなとき、メンテナンスで会社に来ていた鍵谷と話す機会がありました。
些細なきっかけからまい子と鍵谷はゲームの話で盛り上がります。
もっと話したくなったまい子は、思わず鍵谷を食事に誘います。
普段食事に誘われることが全くない鍵谷は引いてしまうが、断り方がわからず承諾。
連絡先を交換し、食事の約束を取り付けます。
そして食事当日、お店が見つからず結局ファストフード。
ムードもないし会話も続かない中で鍵谷が、以前まい子と話したゲームのできるゲーセンへ行くことを提案します。
結果とっても盛り上がり、（物理的）距離も近付き、なんやかんや楽しめた二人。
そして帰り際…いろいろかわいいやり取りを経て、まい子の家に行くことに…！
ここからは感想です
ついにまい子と鍵谷さん、始まりましたね～～～！！！！！
いやもう、かわいい！ひたすらかわいい！！
なによもう二人して同じ楽しい気持ち！！最高かよ！
バベルまじグッジョブ。
てか見た目にもきちんと気を遣って社交性もあって優しくかわいらしい性格のまい子が、高校以来恋人がいなかったのが不思議でたまらない…。
鍵谷さんとの出会いに備えていたと解釈してOK？
鍵谷さんの女性慣れ、というか人間慣れしてない感じすごい親近感。
すべてがかわいい。顔もちょっと中性的で…イイ。
なんの起伏もない日常から、まい子と話すことでさまざまな感情に振り回されるようになった鍵谷さん。
表情と心の声が素直でいいですね。
二人が二人とも、ものすごい思いを巡らせている様子が事細かに描写されていて共感の嵐です。
勢いで取り付けた約束、日が近付くにつれてめんどくさくなってくるのあるあるですよね？
ゲーセンデートの二人の距離の近さ、ごちそうさまです。
表情豊かに楽しむまい子がとってもかわいいし、それにドギマギする鍵谷さんもかわいい。
かわいいがあふれてる。
まい子の笑顔に赤面する、鍵谷さん…確実に心奪われてますやん……
そして鍵谷さんの照れ顔、まい子じゃなくてもキュンとします。
尊い！ひたすら尊い！！
そんで盛り上がったからおうちデートになっちゃいますよ。
こんな初々しいお二人ですが初デートでおうち誘っちゃいますよ。
付き合うのかな？キスするのかな？まさか最後まで…？？？
次巻が楽しみです！
「瓜を破る」2巻はまい子と鍵谷の初デートが見どころ！
「瓜を破る」2巻のあらすじと感想を紹介しましたが、いかがでしたか？
味園さんを見るとアラフォーでも新たな行動はいくらでもできると思えるし、鍵谷さんとまい子を見るとアラサーでも学生のような楽しみ方ができるって、希望が湧いてくる気がします。
まい子は鍵谷と結ばれるのか？キスやその先は…？
続きが気になりますね！
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